こんなに美味いとは思わなかった『起矢食堂』の伊勢うどん

 ブログ上段にある大きい写真のお話です。

 黄身がポッとのったうどん、これ伊勢うどんです…。 「黄身」が特徴的なうどんというわけではない。 この写真は、2年前の夏に行った三重県伊勢市での写真です。 伊勢角ビールを目当てにしていたので、『伊勢角参り』銘打ってはしゃいで三重県に男三人で向かった時の事です。 とても暑い夏だった事を覚えています。 伊勢神宮にも当然の様に寄りましたし、二軒茶屋餅店(過去の記事:『二軒茶屋餅角屋本店』のお餅で一服)、伊勢角麦酒と順当に回って、もうへとへとでした。 さすがに暑さがこたえました。 「一旦ホテルに戻って寝よう。」という話になったんですが、、酔ったところでタクシーに乗り込み向かわせたのが、この時のもう一つの目的だった伊勢うどんのお店『起矢食堂』です。 翌日に伊勢にまた舞い戻る予定はなかったので、ここで食べたのは間違いじゃなかった。 なぜこのお店だったかと今聞かれても、伊勢角麦酒の帰り道にあったからぐらいしにか思いだせないぐらいですが、兎に角チェックイン。

 繁華街ではなく、民家が密集した通りにある単なる食堂です。 暖簾をくぐって入ったお店は、客無し…。 もう二時近くという事もあってか客はいないの分かるが、「やっちまったか?(ハズレ?)」と内心思っていました。 引き返せない。 おばちゃんもハッと不意をつかれた様に立ち上がってきたので、とりあえず席へ。 席にあるパウチされたメニューには、ズラ~っとうどん、ラーメンの名前が並んでいる。 かなりの種類です。 おばちゃん、控え目にあれこれと説明してくれたんですが、言ってる内容を要約すると、

 「うちのうどんは、美味い。」でしたww

  実際、伊勢角麦酒の常設レストランで試した溜まり醤油がとても印象に良かったので、小さいながらも期待が高まっていた。 各人メニューを伝えて、私がえらんだのは、 「伊勢うどん月見」、当然の選択だ。 ちょいビールを一杯やっていると程なくうどんが来たが、Foodspotterとしては箸をつける前に写真を撮らなければいけない。 この黄身と白い麺のコントラストは素晴らしい。 金熊賞(??)ものだ。 そして、気がはやる一人、デ○ル。 先にズルッとかき入れ、「うまい!!」と唸った。 はっ?! こちらも早る。 はやる気持ちを抑えて撮った写真がこちらです。 これが、伊勢うどん月見。 確か500円。伊勢うどん

  黄身、うどん、そして溜まり醤油たらーっと。 で、軽くネギをかけている。

 これだけ。

 この太麺は、箸で摘んだだけでも伝わるぐらいコシが全く無い。 茹でに茹で上げた感がある。 そもそもコシなんてものを求めていないのでしょう。 ただ、これがなんとも濃く深い味のつゆにしっかり合う。 つゆがまとわりついてくる感じだ。 鰹節を使用しているとおばちゃんが言うが、それを感じないぐらいにつゆの濃さが際立つ。 とても濃厚。 コシのない麺、濃厚つゆ。 チュルチュルの吸入れるていくうち一瞬で、一瞬で食べきってしまった二人。 うまい。 絶句した様に「うまい」という言葉が出てきた。

 伊勢うどんは、旅の疲れ、二年前の夏の暑さ、伊勢角ビールでの美味しいビール、それら全てに合ううどんでした。 なにかもを良い思い出にしてくれました。

 この時、つまり「伊勢角参り」の最大の収穫は、この伊勢うどんです。 他の二人がどう思うかは分からないが、また機会があればまた寄りたいお店であって、一番予想を裏切った一品でした。

 あっ、すいません。 ラオタの一人は食べずじまいだった…。

 ※ブログの上段の写真に、このお店の名前を入れておきました。